ゆんぶりっく

ファンタズムのゆんぶりっくのレビュー・感想・評価

ファンタズム(2014年製作の映画)
3.1
正統派Jホラーで、がっつり驚かせに来るわけではない(現在のホラーのテイストと比べると悪くいえば地味な)作品の雰囲気が逆に自分好み。
特にカーテン越しの母親のビジュアルが特に最高。コインランドリーの雰囲気も抜群だし、脚を掴まれるシーンはシンプルにビビってしまった。

70分少々なのもテンポが良くて見やすいですが、人物描写があっさりになってしまった印象。
子供が死んでしまって傷心の母親へのフォローがゼロで話が終わるのは如何なものか。
感動げなラストだけど、あの結末なら母親はより降霊術に傾倒しちゃっていずれ死後の世界に引きずり込まれそうなんですけど…
そうじゃなくたって、あんないい家住んでて父親の年収もさぞ高いんでしょうし、あの後の家族の生活が心配です…

どうでもいいんですけどね?
あんな図体デカイ男が2リットルペットボトルで頭殴られただけで気絶はないだろう…笑
あと息子が落ちた川なんですけどどう見ても、くるぶしぐらいまでしかない浅瀬にしか見えないんだけど…
あんな浅瀬で溺れるって、てっきり霊か何かの仕業かと思ったら普通に溺れたのね…笑

霊の出てきたシーンはどれもホント正統派で良かったのに、「降霊術のせいで他の例も呼び寄せています!」って言う割に他の霊が1人くらいしかいないしボリュームが残念。
あと少し脚本を直せばもっと良くなる気がするのに心底勿体無い…
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