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ヨーロッパ横断特急のsのレビュー・感想・評価

ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)
4.0
早朝に観るもんじゃないロブグリエ。浮かぶのはクラフトワークの同名曲。ロブグリエ×ジャン・ルイの幾重にも重なり合うメタフィクショナル構造。映画の映画を観ている的な?
ホテルパートは首締めのシーンさえも美しく、エヴァ役のマリー=フランス・ピジェの雰囲気がアンナ・カリーナを想起させるので室内シーンはゴダールっぽい。後半、エセ盲目さんの部屋に貼られた007の『ロシアより愛をこめて』のポスターが出てきて、エリアスとエヴァ(=ボンドガール?)のSMプレイにもなるほどとなる。キャバレーイヴの緊縛ショーの新聞広告トラップ。
「実話は退屈だ」からのハグからのカメラ目線ですべてが現実に戻る。
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