ねこ無双

めぐり逢いの予感/北京ロマンinシアトルのねこ無双のレビュー・感想・評価

3.0
先に観た『本がつなげる恋物語』が今作の続編にあたります。
続編の方が良かったので、同じコンビのこちらも鑑賞。
ヒロインはもちろんタン・ウェイ。
『めぐり逢えたら』オマージュです。
ジャケの雰囲気はちょっと苦手。こんな場面も本編にない(と思う)。

中国で出産出来ない事情からシアトルまで来た妊婦と、彼女を産院まで送り届ける運転手の男。
男はシアトルで幼い娘と暮らす中国人。
さらっと中国富裕層の国外市民権取得の問題も描かれてるんですね…。

前半はヒロインの毒女っぷりが描かれます。こんなに怒鳴り散らすタン・ウェイは初めて。いつもの憂いはどこかへ置いてきたみたい。

とにかく出会いが最悪過ぎ、しかも妊婦と家庭のある男…こんな設定でラブストーリーになる⁉︎と正直疑ってしまった…!
でも、実は…な展開や後半からヒロインに訪れる心境の変化もあり、結果的にとてもハートフルな物語になるんです。
ただ今回私はどっぷりハマるまではいけなかった〜。

映画の雰囲気はハリウッドの軽妙ラブストーリーにアジアエッセンス。
エンパイア・ステート・ビルも出てきます。『めぐり逢えたら』ならエンパイア・ステート・ビルでしたっけ?
シアトルの風景がとても素敵で、やっぱり実際に行ってみたくなります。