ポスターのデザインに惹かれて鑑賞。
主演のグレタ・ガーヴィグが監督した作品Lady Birdは好きな作品。共通して言えるのは、舞台となる街を印象的に取り入れています。サクラメントだったりこの作品のニューヨークだったりと。きれいな映画と感じます。
アカデミックな人々が屁理屈をこねながら家族運営を進めていく物語。イーサン・ホークとジュリアン・ムーアの夫婦仲が煮詰まり、グレタ・ガーヴィグ…Maggieが現れてアメリカ的な三角関係が展開していきます。アカデミックな会話が理解できなくて物語に影響しているのかもわからないので、単にイーサン・ホークのだらしなさが目立つだけに感じました。
主演のセリフよりも脇役の何気ないセリフのほうが重みがある展開でした。とくにピクルス専門店を開業したもと数学を専攻した知人が「数学の美しさを求めるとむなしくなる」的なセリフがでます。潔さのあるキャラが印象的。ラストシーンに関係してくるのだと思いました。あとは家族映画にありがちな親と上司は選べない的な虚しさは変わらないという感想。
