なんて恐ろしい…人類を滅ぼすのはウイルスだっていう言葉がここまでリアリティを持つようになるとは…。
ニュースでは伝えられなかったパンデミックの瞬間の最前線の詳細を見ているようで人によってはまともに観れないんじゃないかという惨状が広がる恐怖。
1995年公開だし映画側は想定してはないだろうけどもどうしたって2020年の世界での感染爆発とリンクして観てしまうのは避けられない…。
当時はこんな未来が来るかも~とこれを観て言われてもきっと『進化したAIが人間と戦争する未来が来るぞ』てのと同レベルのリアリティに感じてもおかしくなさそうだけども2020年以後ではまるで再現映像でも見てるかのような生々しいリアリティがホラー映画とはまた違う恐怖の沼に突き落とされる。
前半の感染の恐怖から後半はアメリカらしいアクションエンターテイメントになって逆にどこか安心して観れたような気がする。
ふたりは真剣そのものなんだけどソールトとダニエルズの奮闘具合がどこかコメディのようにも見えたのも安心できた理由かもしれない…いや事態は深刻なんだけどね。
もしこんな致死率が高くて感染もしやすいウイルスが広がったらそれこそ人類はひとたまりもないんだろうなぁと想像してしまう。