ガブXスカイウォーカー

マルドゥック・スクランブル 圧縮のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.2
《あらすじ》
少女娼婦バロットは、恋人シェルによりさんざん利用されたあげく殺されかかる。バロットは委任事件担当官のドクター・イースターと相棒のネズミ型万能兵器ウフコックに人命保護を目的とした緊急法令“マルドゥック・スクランブル-09”により、全身の皮膚を強化繊維で再構成し、蘇生される。そしてディムズデイル・ボイルドと深い因縁関係にあるウフコックによる、決死の戦いが始まる…。


第24回日本SF大賞を受賞した冲方丁の小説3部作の第1部。『マルドゥック・スクランブル』が10年も前に、しかも3部作(約60分×3本)でアニメ化されていたとは知らなかった。
実はタイトルを知っていたと言うだけで原作は未読。
かなりスローテンポなアニメで、一度死んだ主人公パレットが蘇生されてからのんびりとリハビリの過程が描かれる。ちゃんとクライマックスではルーン=バロットと誘拐屋のバトルもある。でも誘拐屋は倒せてもディムズデイル・ボイルドに苦戦したまま2部に続くので痛快さには欠ける。
作画、演出は丁寧で安心して観ていられるが、正直言って、面白いかと言うと、可もなく不可もなく。どうりで語り継がれないわけだ。