旅するランナー

エクストラクションの旅するランナーのレビュー・感想・評価

エクストラクション(2015年製作の映画)
1.5
【extractionの意味(小学館プログレッシブ英和中辞典)】

1.抜き取り、引き抜き、摘出、抽出;抜歯
1a.抽出物、エキス
2.抜粋、引用(句)
3.(…の)出、出身、家系、血統

公務員の父親を見て育つと、子供も公務員になるパターンはあるでしょう。
CIAの凄腕レジェンド(ブルース・ウィリス)を父に持つ、新米エージェント(ケラン・ラッツ/「トワイライト」シリーズ)。
まあ、血統書付きってことです。
そんな彼がプラハで勤務・訓練していると、父が何者かに拘束されたと情報が入ってくる。
捜査から外されるけど、無理くりニュージャージー州ニューアークに飛び、父の救出に突っ走ります。
そこには、コンドルという名の新型ハッキング装置に関わる陰謀が隠されいるのです。

全体的に辻褄の合わない設定と、どうもノリ切れないアクションシーン。
誰が敵か味方か分からなくなる展開も緊迫感がなく、どうでもいい感じ。
話しが立て込んどる。
女エージェント役に、ジーナ・カラーノ/デッドプールを起用し、格闘アクションのエキスを注入するも、イマイチ魅力的ではない。
そもそも主役のケラン・ラッツがパッとしない。
プラハもイメージ映像の引用だけで、実際にはロケしてないみたい。
観たことを自分の記憶からスッパリ抜き取りたくなる、すべてが中途半端な駄作です。