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オペラ座の怪人のnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

オペラ座の怪人(1925年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

観劇復習シリーズ。古い映画だけど豪華なセットで見応え十分。仮面舞踏会のシーンだけ色が着いてたのにはビックリした。
ファントムの素顔の造形はパイオニアにして頂点ではなかろうか。仮面は別の意味で怖かった。というかちょっと笑ってしまった。どうせなら美しく作ればいいのになんであんな…。造形はよかったけど、クリスティーヌを部屋に招待したあたりのオドオドした様子はちょっとなあ。ファントムにはいつでも傲慢であってほしい!
それよりクリスティーヌよ!ラウルに求婚されても「オペラは捨てられない」とか言ってファントムの部屋にノコノコついてったくせに素顔を見た途端手のひら返しで「私を怪人から救って!」ってこの女。
怪人への想いがかけらも見えないクリスティーヌは気に入らないけど、ラウルとペルシア人が地下に潜入して脱出するまでの展開が原作に沿ってて鏡の間やら「さそりかバッタか」やらの映像が見れたのはよかった。ラウルのお兄ちゃんの殺害シーンもちゃんとあったし。
ファントムが逃げる途中でクリスティーヌを見捨てた挙句民衆に捕まって池に投げ入れられるラストは嫌。せめてかっこよく自ら飛び込んでほしかった。
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