とってもとってもアホらしいんだけど、最後は何故か感動感さえ生まれてしまうという、とても不思議な作品😅
好き嫌い分かれそうだけど、自分は好きでした。
無人島で助けを求めていた青年ハンクは、いま絶望から自ら命を絶とうとしていた。
その瞬間、波打ち際に打ち上げられた男の死体が目に入る。
死体から出るガスと浮力を利用し、ハンクは無人島からの脱出に成功。
この死体は蓄えた水を口から出し、硬直した指が火打石の代わりになり、名前を「メニー」と名乗って会話もできるという「万能ナイフ」のような死体だった。
やがて、ハンクとメニーには不思議な友情が芽生えていき、故郷を目指すが…
映画のほとんどは二人芝居で、人里離れた場所で人生に絶望したポール・ダノが、死体のダニエル・ラドクリフと出会い、不思議な関係を築いていく話。
途中から全てポールダノの妄想なのではと思ってくるが…
おならや、口から水、勃起したいちもつが方位磁石など、死体ラドクリフの機能が面白すぎるが、この作品は二人の関係を通して人生の哲学を見せられてるのてはと錯覚してしまった。
哀愁とユーモアに満ち、そして心に残る一風変わった青春映画となってるのが凄い。