アメリカの海岸沿いの街 エンジェル・グローブ。この街に住む5人の若者は崖でパワーコインをそれぞれ手にする。そして5人は導かれるように渓谷の底の謎の空間でロボットのアルファ5と壁に魂が埋まった初代パワーレンジャーのゾードンと出会い、自分たちがパワーレンジャーの力を手にしたことを知る。
今まで2作の映画が作られた｢パワーレンジャー｣シリーズの映画第3作目。20年振りの新作ということで、新たに仕切り直されたリブート作品となります。
作風はコミカルさが影を潜め、けっこうドラマ寄りなストーリー展開になっています。それでも中身はそこまでないんですが(笑)。ちょっとこじらせたティーンエイジャーが少しずつ成長していき、本当の仲間になっていく という在り来りな感じです。
映像は現代のアメリカ映画らしい迫力あるものに仕上がっており、この点はかなりよかったです。スーツもロボットもかなり精巧につくられており、普通にカッコよかったです。
なかなか変身しないのは前2作と同じ。そもそも変身が上手くいかない という設定のため、なっかなか変身しないです。120分ちょいある尺の終盤30分でやっと変身して、やっとちゃんと戦います。引っ張りに引っ張っただけあってか、変身シーンはちょっとアガっちゃいました。
前2作よりもスーパー戦隊 感はなくなったように思いますが、スーパー戦隊を土台にアメリカらしい、スタイリッシュでカッコイイ作品を作り上げた って印象です。
ストーリー面でも映像面でも、リブート版の今作の方が断然好きでした。でもやっぱりちょっと物足りないかなぁ。エンディングでは続編を臭わせていますが、続編あったらちょっと観たいかも。
