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愛の唄
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『愛の唄』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

-
一回冷静にチンコしまえよとは思う。愛とは手の届かぬ物である、それ故に身悶えするのだ、なんて言ったらロマンチックかもしれんが、とりあえずチンコしまえよとは思う。後これ1975年じゃなくて1950年だと思う、って考えると余計に凄い。

おまえの頬打つペニスをやわらかく咬み
膨張したわたしのペニスに接吻してくれ
一息に呑みこまれたわたしのペニスの嚢を
おまえの頸にたたきこんでくれ
愛欲でおまえを絞め殺すのだ 
反吐を吐き仏頂面をしろ!

ジャン・ジュネ『死刑囚』より(らしい)
ninjiro

ninjiroの感想・評価

2.0
david bowieの唄う「the jean genie」はjean genetのもじり。

ボウイの詩の世界は、大抵いつもの事だが感覚的で、その内容を汲み取ろうとする者に対して優しくはない。
その詩の中で描かれるjeanは、破天荒で近寄り難い人間のようだ。
一説によれば、jeanという名前こそジャン・ジュネから取ったが、人物のモデルは当時ボウイと蜜月の関係にあったiggy popだとのこと。
成る程、詩の内容には何となく合うような…。
では何故ボウイはわざわざジャン・ジュネの名前を引っ張り出してきたのか?
ジュネのその頽廃の申し子的なイメージをイギーに重ね合わせていた、という単純なことぐらいしか思いつかない。

犯罪者であり、所謂最低層に身を置く人間であったジュネが、その筆一本で富裕層の裏を描くように新しい文化を創った事実に重ね合わせ、出自はともかくアンダーグラウンドに身を置き、全く新しい音楽、地獄の鬼が業火と共に目を剥き乱れ叫び、原始の力が巨大な石を合わせ弾いてゴツゴツとビートを刻むようなloud musicを初めて世に出そうとしていたイギー率いるthe stoogesを猛烈に賛美し、最大限のサポートをしたという事が、ボウイ自身が常に何かのオリジネーターで在りたいと切実に望んだ爪痕のように感じた。


本作の紹介が遅れた。

本作は、恩人でありこの世界の先達であるジャン・コクトーの作品群と較べて、コクトーにあったある程度ソフィスティケートされたファンタジーとイマジネーションの世界に対照するように、いや、それを嘲笑うかのように、何のフィルターも通さない、蒸し蒸しとした男の匂いが煙草の煙と共に薄暗い密室に立ち込め、肉と肉とがぶつかり合う音が響くような容赦のない直接的描写のオンパレードである。

非常に挑発的でありながら、これぞジャン・ジュネ、と膝を叩いて納得する、名刺代わりのような露悪主義のダイジェストである。

このフィルム自体がほぼ完全に一部の人に向けた趣味の世界である為、その一部の構成員ではない私が果たしてそれを評価するということは正しい行為なのかは悩ましく、ジュネもそんな事は望む訳はないと先刻承知のところだが、無理矢理に本作を「映画」として相対的に評価するなら、唯一今日残された手掛かりとなりそうなのは、ケネス・アンガーの「fireworks」や「scorpio rising」など。
本作を制作するに当たって、ジュネの意識下にアンガーの「fireworks」の影響が無かったとは思えない、というのは、智見の狭さの露呈かもしれないが、残念ながら、というのか、やはり映像の持つ特性をしっかりと活用していたのはアンガーの作品の方であったと思う。

本当は、同じくジュネが関わっている「マドモアゼル」のレビューを書きたかったのだが、何を書こうか迷っている内に本作を思い出し、本作から色々と連想する内に完全に脱線し、結果飛んだ寄り道となった。

お気づきのことと思うが、本拙文に出てくる人名は、諸氏其々所謂同性愛者、或いはバイセクシュアルとして知られる有名人である(イギーに関してはノンケである可能性が高いが)。

重ねて言いたい。
私はゲイの世界に何の興味もないということを!(言えば言うほどドツボのような気がして焦りがち)

また、本作は一部動画サイトで全編を視聴する事が可能である事を追記する。
かと言ってこれが鑑賞に値するかどうかは各々慎重に吟味の上臨まれたい。

「マドモアゼル」はまた今度、と憶えておけよと自分に言い聞かせる。
犯罪ホモ作家ジャン・ジュネ唯一の監督映画

ジャン・ジュネのエゴ丸出しのホモホモしい囚人と看守の映画で、こんな倒錯的で男性器も普通に映してるものなんてどこでも上映できるわけないのに作ってしまう豪胆さはさすがと言わざるを得ないし、後半のある意味悪夢的なモンタージュの連続や看守の覗き見行為と観客の視聴行為がリンクする点等面白い試みもいくつか見られたのは良かった

鮮烈さでいえばやはり花のノートルダムのような小説作品の方が上だけど、ここまで私的な芸術映画を作り上げたその度胸には天晴れ

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