アダム・ドライバー演じるバス運転手の7日間を描く。
毎日同じように思えるけれど、毎日が新しいということに気づかされる。パターソンの作る詩を織り交ぜながら、ゆったりとじっくりと味わっていくような感覚になる作品。
飼い犬のマーヴィンも憎めない可愛さで、ルーティンの散歩だけを見ても変化を感じると思う。特にマーヴィンのシーンはクスッと笑える部分が多いので、作品のリズムを生んでいるようにも思える。
途中でわかるポストの謎はチャーミング。
永瀬さん演じる日本人詩人は必要なのかちょっとわからないけれど…凹んでいたパターソンが再び前向きに進むためには、誰かの後押しが必要だったのかもしれないな。
こういう普通な人を演じるアダム・ドライバーって好きです。
