たいき

パターソンのたいきのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.1
今日はどんな日だった?という質問
自然だけど愛のあるキス
僕を理解してると言えること
いくら帰ってくるのが遅くてもいくら酒臭くても一ミリも疑わない。無事でよかったと受け入れる。
そんな何気ないけどありふれた丁寧な幸せ、愛のある人生の機微を、感じられる映画

ローラのあの感じは客観的にはよくうつらないだろうけど、そういう100点じゃないところも含めて100%で愛したいと思える相手だったんだろうね
メモ

https://33press.com/cinema_paterson_2020/

 このように今作『パターソン』は、人生で起こることの意味(というか人がそれぞれ自分の都合で意味付けしているだけ)や、この世界とは? といったことを様々な形で表現しているように感じられる作品です。そしてもちろんこの映画の肝でもある「詩」からもそれは読み取れます。



 ある日のパターソンは「次元」についての詩を書いていました。

 この世界は点と面と奥行きからなる3次元で、それに時間が加わって4次元となります。

 世界にはそれよりもさらに高い次元が存在しているのですが、低い次元であるこの3次元世界にいる私たちにはそれを見ること・感じることが出来ないというだけのことです。
たいき

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