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パターソンのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

パターソン(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

変哲の無い日常を眺めているようで、微妙に変わっていく日々が劇的な展開がある訳でもないのになんだか特別に思えて素敵でした!
日が進むごとに変化していくインテリアや、街中の詩人との出会い、お騒がせカップルの小競り合いなど些細な事だけど不思議と印象に残りました。
ただ中にはとうとう銃(おもちゃ)を持ち出したプチハプニングやバスの故障、最終的には愛犬により詩を書き溜めたノートがビリビリに破られたりと、現実的な非日常も混じっているのが面白かったです。
(自分自身犬のいたずらは人間が気をつければいいだけという主義なのでノート破った愛犬への罰でガレージに閉じ込めるのは可哀想だったけど)
また劇中多く登場する様々な詩もそれぞれ魅力があって素敵で、改めて色んな詩集を読んでみたくもなりました。
地味にいつもポストを傾けていたのが愛犬のブルドッグだとわかった時は可愛すぎて思わず笑ってしまいました。
ひたすら愛犬のブルドッグに癒される、不思議な魅力のある作品でした!
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