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パターソンのtomaのネタバレレビュー・内容・結末

パターソン(2016年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

パターソンの1週間の日常が淡々と切りとられた作品
何気ない日常の中で起きる些細な出来事の一つ一つに、喜び、幸せを感じ、時にはやるせなさや悲しみを抱く。特異なことがなくとも、普段の生活の中に幸せが隠れていること、一人の愛するパートナーを深く愛するといった当たり前で見失いがちだけれども、大切なことに気づかせてくれる映画。

特に、pumpkinという詩、日本から来た男性が残した言葉が印象に残っている。

Pumpkin

My little pumpkin
I like to think about other girls sometimes
But the truth is
If you ever left me
I’d tear my heart out
And never put it back
There’ll never be anyone like you


男が残した言葉
Sometimes empty pages present more possibility
→パターソンが犬に紙を破られ、これまで蓄積してきたものが一瞬で散ってしまったことに悲しみを抱いている場面だからこそ、余計にこの言葉の重みが伝わってきた
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