『パターソン(Paterson)』
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※多分ネタバレしてないと思います!!多分ね。
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ベイビードライバーとは全く対象的にグサりと刺さった今夏公開の一本。
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映画で美しいなと思えるシーンを自分なりに沢山みてきたんだけど。。。まだこんな、、美しいと思える表現があったのか!と思えた。日本人がこれやっちゃうと、、絶対に鼻につくだけなんだろうなと思ったし、ジャームッシュだからこそ許された領域なのかなとも言えるかも。。。
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お前は何になりたいのか?
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お前の人生はその仕事ただ作業のようにこなす為に存在してんのか?
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お前は何の為に結婚したんだ?
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でも、そんなお前にも毎日の変化の中で幸せはあるだろ?
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正に今の自分を象徴するような質問をぶん投げられたような気がして(笑)正直、終盤は泣きそうになりそうだったんだけど。自分の人生を振り返えり、今の自分の足元を見つめ直す機会を与えてくれました。
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またこの作品は音楽も非常に素晴らしいです。詩のバックに流れていたポストロック調なインストの曲群はスウェーデンのEFを彷彿させるような幻想的な空気を演出してました。個人的には北欧ポストロックが大学生の頃から大好きなので、どストライクなBGMですね。
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ジム・ジャームッシュ作品の中でも、かなり好きな方だし、少なくとも最近の作品の中では断トツで心に残りました。お話に特に変化があるわけでもないのに、言ってしまえば面白いわけじゃない。だけど、ずーと見てられるんですよね。
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自信を持って『オススメ』です!!