韓国の伝統芸能“パンソリ”。
このパンソリ初の女流唄い手である、チン・チェソンさんの半生を描いた実話です。
まるで叙情詩の様な美しい映画でした。
非常に厳しい時代背景。
抗うこととその代償。
それでも、美しい一輪の花の様に生きた女性がいました。
演じたのは、ぺ・スジさん。
アイドルグループに所属する女優さんと言うのだから驚きました。
この映画の見所のひとつは、“言葉”であると思います。
“唄”はもちろんなのですが、その唄の中でも、会話の中でも使われる言葉が美しく、そして、おもしろい。
ひとつ紹介します。
「愛を抱くとは、花を抱くようなもの」
非常に短い台詞の中にも、美しさや香しさが漂うだけでなく、同時に感情さえも表現している様です。
愛とは何か。
愛するとはどういうことなのか。
現代を生きる僕たちだからこそ、感じられることも多くある映画ではないかと思います。
実は、この映画に出会う事が出来たのは、フォローして頂いている方にご紹介を頂いたからです。
本当に感謝です。
ありがとうございました。
そして、この美しい映画は色んな方に観て頂きたいと思います。
本当に良い映画でした。