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花、香る歌のRAYのレビュー・感想・評価

花、香る歌(2016年製作の映画)
4.0
韓国の伝統芸能“パンソリ”。

このパンソリ初の女流唄い手である、チン・チェソンさんの半生を描いた実話です。


まるで叙情詩の様な美しい映画でした。


非常に厳しい時代背景。

抗うこととその代償。


それでも、美しい一輪の花の様に生きた女性がいました。

演じたのは、ぺ・スジさん。
アイドルグループに所属する女優さんと言うのだから驚きました。


この映画の見所のひとつは、“言葉”であると思います。

“唄”はもちろんなのですが、その唄の中でも、会話の中でも使われる言葉が美しく、そして、おもしろい。

ひとつ紹介します。


「愛を抱くとは、花を抱くようなもの」


非常に短い台詞の中にも、美しさや香しさが漂うだけでなく、同時に感情さえも表現している様です。


愛とは何か。
愛するとはどういうことなのか。


現代を生きる僕たちだからこそ、感じられることも多くある映画ではないかと思います。


実は、この映画に出会う事が出来たのは、フォローして頂いている方にご紹介を頂いたからです。

本当に感謝です。
ありがとうございました。


そして、この美しい映画は色んな方に観て頂きたいと思います。


本当に良い映画でした。
RAY

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