えそじま

オルメイヤーの阿房宮のえそじまのレビュー・感想・評価

オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)
4.4
東南アジアのどこか奥地で、白人至上主義も家父長制も夢の虚構とともに剥がされ、娘への愛に執着する生き霊のごとしオルメイヤーの静かな狂気。

黒い水面に揺らぐ蛇のような光、「Sway」からの殺人、背後にずっといた娘が躍り出てモーツァルトを歌う掴みからもう完璧に美しくてそこから一気に“闇の奥”へと引き摺り込まれる。
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