クリムゾンキング

七月のランデヴーのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

七月のランデヴー(1949年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

アフリカへの探検を通して記録映画を撮ることを夢見る青年リュシアンと女優志望の娘クリスティーンのカップル、録音技術を勉強しながらジャズ喫茶でトランペットを吹き日銭を稼ぐ青年ロジェと同じく女優志望の娘テレーズのカップルを主軸にした青春群像劇。

リュシアンとロジェの明暗ともいうべき対比が興味深い。

一方は夢を追い行動し、もう一方は変わらぬ毎日を過ごす。

結果、恋愛事情は夢を追った方が愛を諦め、片方はいわゆる「幸せ」を手に入れる。

ただ暗いかと言われると全然そんなことなく、双方含めて見送りに来た車を飛び立つ飛行機が俯瞰的に捉えたラストカットはどんな形であれ若者の希望ある未来を明示してるようであった。

あと全然関係ないけどジャズ喫茶で所狭しといる若者がとんでもなく激しく踊り狂うので一瞬モッシュピットかwと思ってしまった。