たむたむ

ハウス・バウンドのたむたむのレビュー・感想・評価

ハウス・バウンド(2014年製作の映画)
3.6
『ミーガン』のジェラルド・ジョンストン監督長編デビュー作となる、ニュージーランド産オカルトサスペンススリラー。

疎遠になっていた母親と前夫が購入した家で、保護観察処分の身となった不良娘のカイリー。何とか逃げ出そうと模索する矢先、家の中で不可解な現象が起こり始める。そこは過去に、陰惨な事件が起きた曰く付き物件だった…

これはストーリー重視の方にオススメできそう。
序盤オカルト、中盤サスペンス、終盤スリラー。これらを時折コメディタッチな演出を絡めて描くゴチャ混ぜ感。そこそこインパクトのあるグロゴアもあるし、意外にも母と娘の絆再生物語でもあるという、ジャンルレスなオトク感。

本音を言うと序盤なかなか興味そそられず退屈気味でしたが、事件の真相が明らかになってくるあたりから、一気に面白くなりましたヽ(´▽`)/

ある意味「フリ」が長い作品とも言えるけど、登場人物たちのキャラクター性が良いから、そこに行き着くまで苦痛になりにくいのも好感が持てる。
その「フリ」が十分に活かされた凝った仕掛けと、伏線が回収されていく怒涛の展開が待ち受ける終盤が全て!ただ、怖さのみに重点を置くと、やや物足りなく感じる人もいるかも。。

ママ役の女優さんが、やや高畑淳子似(ノ∀≦。)アヒャ
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