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オリオンの殺意より 情事の方程式のmasatのネタバレレビュー・内容・結末

1.2

このレビューはネタバレを含みます

若干27歳の新人監督の華々しいデビュー作、と聞いて期待したが、当時としては斬新だったんだろうな、ってな感じだ。

妖艶な後妻と義理の息子の悶々モノから一転、騙すか騙されるか?はめるかはめられるか?を犯る犯やらないの中で悶々と展開していく。そのラストでの一転が、まあ意外と言えば意外。
勿論、ムラムラ度0の根岸作品。

この後、何本かの傑作ロマンポルノを撮り、ATGを通過しながら、日本映画の中核を成す存在となった、その繊細なる鬼才振りを追いかけたくなった。やがて鬼才脚本家・荒井晴彦との激烈な出逢いと、あの“泥臭い”世界を思い出す。
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