ユーモアとリスペクトなんだと思う
「本当に好きなもの、本当に大切なもののために努力しなさい」
生きていく上で、ある程度「メッキ」がないと壊れてしまいそうとも思うけど、「金無垢」でいられること、い…
黒澤明の遺作になった作品。
これまでの画面から出てくる怒りや覇気などがまるでない。
どこまでも優しい憧憬あふれる仕上がり。
教師の道を退職する内田百けん。
彼の教え子たちとの会話のみで構成されてお…
黒澤明の時代劇は好きだが現代物は「生きる」の冒頭が若い頃の肌に合わず挫折して以来ほぼ観てなかった。
普通にいい作品。私の映画嗜好もだいぶ年季が入ってきたのもあり味わい深く観賞。
香川京子が素敵。…
たしかに説教臭いという印象は否めない。
でも、どこかこの時代・この関係を羨ましく思う気持ちが起きてくるようだ。
ウェットで密な関係性。
今からでは忌避の対象以外なにものでもないのかもしれないが、こ…
★劇場公開時に鑑賞して以来2度目。
★後期黒澤明監督作品の常連俳優が軒並み出演。「乱」「夢」に出演して、「夢」では監督自身を演じた寺尾聰は百間先生の教え子4人組で最も喋らない役。(ナレーション担当)…
今の20、30代の僕と同じ世代の人たちは特に反感を持つシーンが多数あるのではなかろかと思う、ぼくもなんかこう恥ずかしくなって目を逸らしたくなるようなことが何度かあった
今の価値観で古い映画(いっても…
人肌が恋しいこの時期にたまらないアッタカイ映画だった。子供のように純粋で常に自然体で気の利いたジョークがとまらない先生と心優しい奥さんと集まる教え子達のやりとりが見てて飽きない。
時間経過を徐々にア…
作家活動のため、大学を辞めた先生。
空襲で家が焼けあばら屋に住み始めるが、先生を慕う門下生で賑わっていた。
黒澤明監督の遺作。
当時もう平成に突入している時代に、こういう話を題材にした監督の意図はあ…