劇中の内田百閒77才の誕生会(第17回『摩阿陀会』)の時点(=1966年)の時点で現実の黒澤さんは56歳。すでに羅生門も七人の侍も用心棒も天国と地獄も赤ひげも撮り終えた円熟期にあったことを併せ考える…
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少年の頃、父親に連れられて観た映画。
「僕らはみんな生きている」と同時上映だったと思うが記憶違いかも知れない。
人生初の黒澤作品。
ラストの夕焼けの美しさに子供ながらに感動し、それが自分にとっての…
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黒澤明監督、生前最後の作品。
印象的なラストシーンは、まるで映画業界に革命を起こした黒澤監督の生き様そのもののよう。
「もういいかい?」「まあだだよ」
黒澤明監督の人間味が一番溢れている作品。個人…
温かい
先生と教え子が互いに情が深くて、ずっとやり取りが温かい。時が経ってもずっと変わらぬ師弟関係は憧れるし、こんな素晴らしい形で見送られるのは本当に理想中の理想。そんな優しさに溢れた映画。
晩年…
先生と教え子たちの温かい交流を描いた人間ドラマ。黒澤明監督の遺作に当たるそうで、もう少し歳を重ねてから見た方が先生の言葉を理解できるかなという気がします。
先生が何か言うたびに教え子たちはゲラゲラ…
無垢な精神とか、懐の深い人柄とか、愛のあるユーモアとか、そういうことが尊敬を集める人の持つものだった時代と、稼ぐとか勝ち組になるとか、そういうことしか尊敬の条件に上らない今を比べて、うーん、羨ましい…
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