眠人

街をぶっ飛ばせの眠人のレビュー・感想・評価

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)
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自室に帰宅した女性がリンゴを貪り、パスタを作り、猫をベランダから落とし、洗剤を床に撒き散らしたりして、ついにはとんでもないことを実行してしまう。女性は愉快に鼻歌を歌っているが、その音には終始不気味さが付き纏い、この先何が起こるんだろうという不安に包まれながら固唾を飲んで観続けていた。女性の行動は唐突で脈絡も感じられず、何かを行い、飽きたらそれを放り出す感じで、そのまとまりのなさに自分の思考の循環を重ねてしまったりした。
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