KOUSAKA

街をぶっ飛ばせのKOUSAKAのレビュー・感想・評価

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)
4.0
社会から押し付けられた女性の役割の象徴である「台所(キッチン)」で大暴れ。そして、そんなお仕着せの社会通念を最後に(文字通り)ぶっ飛ばす。カウンターカルチャー花盛りだったであろう60年代後半の空気感にふさわしく、そしてあまりに瑞々しい会心の一撃でした。

ジャンヌ・ディエルマンのあの「暴発」の原型が、すでにこの処女作にあったんやと思った。

シャンタル・アケルマンは、監督しての才能はいわずもがなですが、俳優としても本当に魅力的ですね。
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