ROY

おなかすいた、寒いのROYのレビュー・感想・評価

おなかすいた、寒い(1984年製作の映画)
-
■ABOUT
ブリュッセルから一文無しでやって来た二人の若い女の子たち。うぶなふたりが愛について語り合いながらパリの街をさすらう。ふたりはレストランに入り、歌い、見物料を集めようとしたところ、ひとりの男性に出会う。アケルマンがヌーヴェルヴァーグを再訪した『20年後のパリところどころ(新パリところどろ)』の一篇。(「アンスティチュ・フランセ東京」のHPから抜粋)

■NOTES
「『J'ai faim, J'ai froid』(1984年)では、パリに住む二人のベルギー人の若い女性がお互いの話をし終え、タバコを吸う。この映画では、彼女たちは絶え間なく食べ続けても満足することはない。アケルマンは、この貪欲さを喜劇的効果のために利用しているが、食べることに夢中になっている女性たちをこれほどまでに淡々と映し出すことには、強いフェミニズム的動機もある。 結局のところ、両作品(本作と『ブリュッセル、60年代後半の少女のポートレート』)共に、若い女の子の関係性を探求している。一方の従来の少女と少年の物語は、レズビアンの欲望へと変化し、もう一方の作品は、一心同体である女の子たちが世界の女性として、(団結していれば成し得る)日々の課題に向き合おうとする姿を描いている」(「NW Film Center」のHPから抜粋/翻訳)
ROY

ROY