まめだいふく

ゲド~戦いのはじまり~のまめだいふくのレビュー・感想・評価

ゲド~戦いのはじまり~(2004年製作の映画)
3.0
 『ロード・オブ・ザ・リング』『ナルニア国物語』と並び、世界3大ファンタジーと称される、アーシュラ・K・ル=グウィンの小説『ゲド戦記』が原作の、唯一の実写映画。
 スタジオジブリの『ゲド戦記』と何が違うのかというと、アニメではヒゲ面のおっさんで登場したゲド(ハイタカ)が、本作ではまだ未熟な青年として登場する。
 というわけで、時系列としてはジブリ版よりも前の話ということになる。現に本作は原作小説の1巻と2巻の映画化ということで、まさに始まりを描いているのだ。

 で、全編3時間弱。なげーなと思いながら観ていると、物語半ばあたりで突然「To be continued」の文字と共にスタッフロール。
 は? どゆこと?
 ポカーンとしてたら、続きが始まりました。

 あとで調べたら、どうやら本作、劇場公開作品ではなくてTV映画だそうで、前後編と分けて放映されたみたい。『ロード・オブ・ザ・リング』や『ナルニア国物語』と比べてCGがショボく見えたのはそういうことかと勝手に納得。

 原作を知っているか知らないかで、おそらく感想は変わってくるものと思われます。自分は原作を未読なので、普通のファンタジーものとしてそこそこ楽しめました。
 因みに、テナー役のクリスティン・クルックが、非の打ちどころのないくらいかわいいです。彼女目当てに観るのも良しですな。

 ところで、「世界3大○○」ってよく聞くけど、誰が決めてんだろう? 何か、言っちゃったもん勝ちみたいな気もするけど、審議委員会でもあるのかな? 
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