掛谷拓也

園子温という生きものの掛谷拓也のレビュー・感想・評価

園子温という生きもの(2016年製作の映画)
2.5
大島新監督作品。冒頭のキャンバスに直接絵の具を塗って手で汚しながら人生を語るシーンでもはや耐えられず。一応飛ばしながら最後まで見る。今は妹だけが住む、園子温が高校卒業まで過ごした愛知県豊川市の実家の部屋には、虫プロ時代の手塚治虫漫画、ジョーズ、ゴッドファーザーなど70年代映画の鑑賞を記録した古いノートがあった。基本的には身内褒めが酷いサブカル周辺のインタビューという感じで、そのことに大島新監督の内省がないというか、園子温がそういう人間なんだろう。結局性加害スキャンダルはどうなっているのだろう。