このレビューはネタバレを含みます
母親のジュリエッタが、13年前に突如、家出して音信不通だった娘に会いに行くところで、娘の家出理由を明確にされずに唐突にエンディングを迎える。一応、家出の原因らしきものが、父親が死んだのは母親とケンカ…
>>続きを読む2019/01 スペイン映画。CSで遭遇。ペドロ・アルモドバル監督作。約100分で見せる女の半生。
この監督の作品はこれまで何作か観ましたが、相変わらず怒涛の展開。特に今作はぼんやりしてるとあっとい…
映像が鮮やかで、特に赤色が非常に目立っているのが綺麗。
女優さんと子役も美形が多く、とても静かな雰囲気なのに引き込まれる。
娘が産まれてから消息を絶ち、会えない事に苦しむまでの流れが淡々と回想され、…
自分のあずかり知らぬところで大切な人々の感情が揺らぎ、その人を喪失する恐怖。
電車の男は象徴的だが、
母親の衰弱も自分の不在がもたらしたものだと感じられるし、
そこに夫、娘と覆い被さっていく。
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