心には希望しかないのに体じゅうが痛い(体調悪めの)今の私に、ジャストな感じに拮抗してきた。佳作映画。
予備知識ゼロで観た。「現在~回想~現在」のシットリ構成、死別の重量の散りばめ、ウジウジ感、わりと…
相変わらず考察しづらいアルモドバル。本作はジュリエッタという女性が娘との関係を軸に半生を振り返る作品でした。
非常に面白かったです。泣けるとか感動するとかではなく、ジワ〜っと沁み入ってくる感じのガー…
2016年11月5日公開。監督・脚本はペドロ・アドモルバル。
原作はアリス・マンローの短編集『Runaway』に収録されている3編。
ある女性が、12年前に突然姿を消した娘について語るお話。
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アルモドバルにしてはシリアスなドラマ。母も子も、親子も、男女も、友達もみんな他人。突然出会う死の予感から流れるように場所を、部屋を出会い別れて生きていくジュリエッタ。なんか、すごく...良い。染みた…
>>続きを読むアルモドバル的な変態感が少なめ(皆無か)だけども良かった。親の心も子供の心もお互い知らない、大体においてそんなもんだと思うけど、ちょいと不幸が過ぎる筋ではある。自分が親を許さないと子からも許されない…
>>続きを読む2013年にノーベル文学賞をとったアリス・マンロー。映画はスペインが舞台だがマンローはカナダ人。アーヴィングの小説『オウエンのために祈りを』で文学の教師になった主人公がカナダの女学校で教える教材とし…
>>続きを読む美しい色彩で幕開けした瞬間に、"今からペドロ・アルモドバル監督の世界と、そこから生まれる自分の感情に身を委ねればいいんだ" と思える大人の作品だった。
主役のジュリエッタは勿論、視点を変えれば全て…
このレビューはネタバレを含みます
気になる演出がある。
ジュリエッタとショアンの出会いの場面。彼らは列車の窓から走る鹿を見つける。流れる音楽はニジンスキーの『牧神の午後』だ。単に神秘的なイメージで使われているだけとは思えない。ただ、…