12年前に家出して行方知らずになった子どもをママが想うサスペンス。こういうストーリーは感動の再会を果たすパターンが多いけど、この監督の作品じゃけどんな結末になるのかわからないから観たくなった。相変わらずファッションやインテリアが素敵。
俺は家出を繰り返す系の10代だったから娘の気持ちがよく分かった。けど残された親は腹立つし悲しいし寂しくなる。きっと原因はコミュニケーション不足。この作品を観て改めて家族間の会話の大切さに気づけた。
印象的だったのはママが娘の誕生日になる度にケーキを買って待つシーン。自分の過去とリンクする部分があるから心が抉られた。