健多郎

麻雀飛龍伝説 天牌 -TENPAI- 黒沢最終決戦史の健多郎のレビュー・感想・評価

3.0
麻雀漫画「天牌」を波岡一喜主演で実写化したVシネ第二弾
前作で実質主役だった“麻雀職人”黒沢義明、彼の最期の闘牌を描く
あとついでに前作でフルボッコにされた影村のその後も描く

…あれ?これって波岡一喜演じる沖本瞬が主人公だよね!?
と一瞬疑問に思ったけど、師匠である黒沢さん最期の麻雀に同卓してるし大丈夫ですよね
師匠との別れを経験し、技術的にも精神的にも成長した瞬の大活躍は残りの二作で観られるのかな?
いまだ瞬の二つ名である“王者の才”の片鱗くらいしか見せてくれないVシネ版、後半二作に期待ですよ

ストーリーは前作と同じく、Vシネ用に再構築しているとはいえじゅうぶん原作に忠実
それ故にインパクトが薄く、パワーダウンした感は否めない
今作から登場の新満と菊多のふたりも実写化大成功な部類のハマり役だけど、前作から引き続き登場の松田賢二と高野八誠の素晴らしさは超えられていない

それでも漫画実写化のVシネとしては成功している作品なのは間違いないです
シリーズが四作で終わってるので商業的には微妙だったのかもしれないけど…映像的にはホントに大成功なんですよコレ!
健多郎

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