MubaoMasato

SING/シングのMubaoMasatoのネタバレレビュー・内容・結末

SING/シング(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

SING/ Animal of Greatest Show Man

▷『SING』 Netflixで視聴

▷『これは、子供向け映画ではない、可愛い絵には大きな壁があった。』  
82点/展開に驚き。

▷あらすじ

『コアラのムーンは、劇場支配人であるが、売り上げは悪く、キャストもいなかった。首の皮一枚で繋がっていた。このままでは、夢と希望もない。そこで、最高の歌を届けるために、オーディションを開催する。受かった場合、10万ドル。沢山の動物たちが集まると同時に、ムーンは劇場の再起を起こす!!』

▷徹底感想

続編が公開されるのを知って、1作品目を鑑賞してみましたが、思いのほか面白かったんですよね。最近可愛いキャラクターが出ていて、それが子供向けという認識は、辞めようと感じましたね。この展開は予想もしなかったなーやこのキャラクターも面白かったですね。

それでは、どこが良かったのか?その要点は2つあると考えます。

①予想を超えるほどの悲惨さの展開が辛い、、

大体ドラえもんやクレヨンしんちゃんは、どんなに窮地になっても、ドラえもんが助けてくれるや家族が助けてくれる等、一つの軸からありえそうなことが簡単に起きて、疑問を持たずに鑑賞していました。

しかし、『SING』はあり得ない事故が起きて、再起が出来ないんですよね。キャストが金持ちではなく、何でも作れる訳ではなく、自分達と変わらない場所に置かれたキャラクターばかりで、自分だったらこの状況は打開できんぞ、、と考えながら観てしまいましたね。

▷自分んが大好きなキャラの紹介。

良いキャラクターがあってこその『SING』であります。

▷ロックを追っていたが、彼氏に浮気をされて深く傷ついたアッシュ。

▷沢山の子供に囲まれているが、自分の夢を追えずに、夫からも無関心で、自分は何なのかと感じていた、ロジータ。ロジータは、一番頭良いです。何故なら、オーディションを受けるために、朝早くから行かねばなりませんでした。しかし、彼女には沢山の子供がいて、夫は家事には参加しませんでした。そのため、家事を全自動でしてくれる、アナログの機械を一夜で作り、きちんと作動し、家族も変わりない朝を送りました。これを見て、ロジータは歌の才能もあるけど、創作する才能の方が勝っている。歌よりもこっちの方が凄くね?と自分はこの考えに至りましたね。分かる人はいるかな? 

▷父親は犯罪者であり、犯罪にも加担していたが、自分は父親と同じ道を辿りたくないが、意見を言えないジョニー。しかし、彼は運転技術は抜群に上手い。    

勿論彼らは、歌も抜群に上手いです、特にミーナの声は他のキャラクターよりも三個跳び抜けています。  

②歌に圧倒されてしまう、彼等は最高だ!!

『SING』は、題名の通りミュージカル映画です。大体自分が観るミュージカル映画は、最後は何かを失い、何かを得る、GIVE&TAKE方式を取っており、他人から見ればBADENDだと感じる人はいると思います。でも『SING』はハッピーエンドで終わるから、万人受けが良いから、とても観易いんですよね。また、歌も抜群に良いんですよね。

自分は日本語吹き替えで観たのですが、これは声優さんでは出せない歌声だし、やっぱり歌手は凄いなとかんじてしまいます。声優としても不足なし。また、オリジナルの曲もあり、聴いたことがある曲もバンバン歌ってくれるので、ミュージカル映画として不足なしです。

▷まとめ

続編ももちろん鑑賞しましたが、前作の知識が無いと、分からない展開があるので、鑑賞してよかったです。続編はより面白かったので、又感想を書きますが、ストレートの球を投げた『SING』子供向けだと思って、鑑賞しなかった人は、ぜひ見ていただければ幸いです。
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