今までまったく見たことがないまるで油絵が動いてるかのようなアニメで語られるゴッホとその死に迫る物語。展開はまるでミステリーのように進む。
先日ゴッホの絵が16億円で落札されたとのニュースを見た。このような評価をされるようになったのは彼の死後からである。
この作品でも語られるのだが生きているうちに売れた絵は1枚のみ、生活は弟テオに支えられていたようで絵の具も自分では買えないようだった。
ただひたすら絵に邁進し、その姿は傍から見たら純真あるいは狂気のようにも見えた。そしてある日拳銃が原因で命を落とす。享年37歳。
あまりにも切ない。彼の書いた手紙からも切なさが溢れる。しかしそれと同時に彼自身の生きる希望も感じられた。
果たしてゴッホはなぜ死を選んだのか。あとは見たものと想像するものに委ねられる。