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ゴッホ~最期の手紙~のakillaのレビュー・感想・評価

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)
4.2
私に似てか小さい頃から絵が好きだった息子と初めてゴッホ展に行ったのが2010年。当時小1だった息子には「自殺」という概念がなく、ゴッホの生涯を追う展示の最後の描写を見て「なんで?なんで?」と、無邪気な質問攻めにあったのが懐かしく思い出されます。

この映画はそんな親子の宝物的な位置付けとなりそうです。即Blu-ray購入しました。吹き替えでの鑑賞をオススメします。観ている時にも何度も一時停止しましたが、全てのシーンをそれぞれ1枚の絵として美術鑑賞したい映画です。それが6万枚以上の絵=フレームから出来ているなんて。

あまり絵に馴染みのない人でも分かるような有名作品が何枚も引用されてます。それだけでも感動モノですが、人物、歴史事実も忠実に描写されてます。(エンドロール見ればさらに分かると思いますが)
ミステリー映画としても、大きな起伏はないものの(実話をベースにしているので)ちょうどよく最後まで美しくまとまってます。絵画同様に美しく。

久しぶりに上位評価が変動する映画となりました。
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