母の日を通して展開される、色々な問題を抱えた人達のコメディードラマ
アメリカコメディ映画によくある群像劇だが、何時も通りの笑い有り感動有りの素敵なエピソード盛りだくさんの内容は、ちょっと泣けたし、心が和んだ。
2人の子供がいる離婚した夫婦や、複雑な事情で両親に結婚を伝えられない娘達。産んだ母親を知らず結婚に踏み切れない娘と伝えられない母親や、戦場で妻を亡くし二人の娘を育てる父親など色々な悩みに直面しながら母の日を迎え葛藤して行く姿に、笑いと感動が。
出演している大物女優陣が凄くキュートで、悩み苦しんでいる滑稽な姿がとても愛おしく感じた。
中心である母親の直面する大変さや色々悩みだけでは無く、父親や子供達、両親の悩みを通し母の日のイベントを上手く使いながら、笑いと感動を味わえるのが心に染みた。
演出とは言え、中々笑えない様な差別的な表現やどぎつさもあったが、最後はそれなりに笑いや感動としてまとあげる、この手の作品作らせたら一級のゲイリー・マーシャル監督は流石だと思えた。
キャスト陣の豪華さと演技は流石と思えるのでそれだけでも見ていて楽しめたが、ストーリーも秀逸なので一層作品としての面白さを感じさせてくれる映画だと思えた。
