人気ケータイ小説の「だから私はひとりかくれんぼを始める」と書かれた第9話が配信されたあとから、ひとりかくれんぼのやり方が載っているブログ「ひとりかくれんぼ日記」への実体験のコメントが次々に増えていった。
最初は遊び半分だったコメントは日を追うごとに何者かに乗り移られたかのように豹変していく・・・。
ネットで話題の心霊系遊びに、話題のケータイ小説をプラスした新感覚ホラー。
一時期流行った都市伝説ゲーム、「ひとりかくれんぼ」を題材にした作品です。
配信されなくなった鬱な携帯小説の最後に書かれた「ひとりかくれんぼ」を実行する人達の話。
まず、「ひとりかくれんぼ」とはなんぞや?って話ですが。
「ひとりかくれんぼ」は2006年頃から流行り始めた都市伝説で、「コックリさん」より危険だとされる降霊術ゲームとのこと。
「ひとりかくれんぼ」手順
1、ぬいぐるみを用意する。
2、ぬいぐるみの腹を割いて、中の綿を取り出し、その中に米と自分の爪を入れる。
3、ぬいぐるみを赤い糸に巻き付けて結ぶ。
4、午前3時になったら、ぬいぐるみに向かって「最初はあなたが鬼」と3回言って、ぬいぐるみを水の張った風呂桶に入れる。
5、家中の電気を消し、テレビを砂嵐の画面にして、目をつぶり10秒数える。
6、包丁を持って、「見つけた」と言ってぬいぐるみを包丁で刺す。
7、「次はあなたが鬼」と言って、塩水を持って押し入れなどに隠れる。
8、隠れてから2時間以内に、塩水を口に含んだままぬいぐるみを探し(元の場所にいない可能性あり)、口の中の塩水と残りの塩水をぬいぐるみにかけて、「私の勝ち」と3回言う。
ちなみにぬいぐるみを探している最中に霊障に会うのだが、手順ややり方を間違えると殺されるらしいです。
内容はオムニバス形式になってて、まぁまぁ面白かったです。
しかし、怪奇現象の演出が別の映画で同じようなものを見ていることもあり、どうしても似てしまっている感が出ていて少し残念・・・。
ただ、「ひとりかくれんぼ」の開始から終了に至る迄の、あの気味の悪い手順が忠実に映像化されている点は素敵だと思いました。
怖がらせ方に目新しいものはないが、 徹底して掲示板を使った会話がフィーチャーされていてテーマにふさわしい。
掲示板の会話はエンドロールの後にも続くので最後まで観た方がいい。
しかし、「ひとりかくれんぼ」というのは一種の呪術なのだろうか。
映画の最後にアテンションで「ひとりかくれんぼは非常に危険な遊びなので手順は絶対守って。何があっても責任は負わない」的な事が書いてあってウケた…けど結構ガチっぽいからなぁ。
とにかく、興味本位で試すのは危険ですねm(_ _)m
ぬいぐるみが可哀想なので、ぬいぐるみが好きな方にはおすすめしません。