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El empleo(原題)のyuraのレビュー・感想・評価

El empleo(原題)(2008年製作の映画)
3.6
現代を風刺する社会派ショートアニメ🎬
YouTubeにて。

el empleoとはスペイン語で「仕事」の意。

照明、テーブル、椅子、ロッカー、信号機、マット、自動ドア、エレベーター…etc.
現代に暮らす私たちが使ってる、心を持たない「もの」達がもしも全部人間だったら…?ってゆう話。

誰かが誰かを「もの」として使う。
その使った誰かも別な誰かに使われる。
そうやって成り立っている資本主義社会を表しているんですね。

無表情で働く人の顔はほんとに生気を感じない。
働くことをほぼ経験してない自分は、どうやって仕事を選んだんだろう(そもそも選べるのかな🤔)とか、お金ちゃんと貰ってんのかなとか、「物」しての働きをするだけなら勉強もしない世界なのかなとか、色々疑問が溢れてきました…

でも、じゃあ実際に世を支える大人の皆様が働いているのにこんな世界になってないのかなって考えたら、理由は仕事によって色々ですけど「表情」と「声」と「仲間」、「やりがい」、あとは映画みたいな人生を豊かにする好きなことがあるからなのかなって感じました🍀
何気にそうゆうものって当たり前に存在してるけど、大事な存在なんですね。
また勉強になりました😶

絵のタッチは丸みがあって可愛らしいですが、そのストーリーの重さや暗めの作風をマイルドにしてくれてて鑑賞しやすくしてたのかなって私なりの解釈。

結論:冒頭に登場する笑顔で時刻を示している人がデザインされた「時計」。
「人」より生き生きしてる「もの」ってよくよく考えたらちょっと怖い…。🙄

気になった方はこちらから飛ぶと視聴できますよ🎶⬇
https://youtu.be/cxUuU1jwMgM
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