yumiko

ザ・コンサルタントのyumikoのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

会計士のクリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)のお話。自閉症だが、抜群に数字に強い。

クリスチャンは小さな会計事務所を持っているが、人との接し方がうまくない。ある日、大企業の財務調査の依頼で、不正を発見。しかし、依頼は一方的に打ち切られたのだった。

物語の進行とともに財務省の犯罪取締局のレイモンド・キング(J・K・シモンズ)が分析官に裏社会の大物面々と写る「会計士」の男の調査を命じる。歴史上の数学者の名前を偽名に使う男を追う。この男が実はクリスチャンだった。

発達障害や自閉症は一般の人より劣っているのではない。親が期待をかけて育てることで将来が変わっていく。より高度な能力を持っているのにそれを伝えられない、わかってあげれないだけ。

子供の頃、自身の発達障害により母親は家を出てしまうが、軍人だった父はクリスチャンを弟と一緒にクリスチャンを特訓。高い戦闘能力と射撃の腕を身につけました。

父親がクリスチャン達にかけた愛情は伝わってたの。過去の事件で頭に銃を突きつけられたキングが「良い父親だった」といったことにより命を助けられる。ここ、繋がるよね。

クリスチャンが子供の頃、両親と行った施設には多額の寄付が寄せられてる。そしてクリスチャンが裏返しでも完成させてしまったジグソーパズルと、最後のピースを拾ってくれた女の子が幸せそうに大人になって暮らしてるところが良いですね。

なんだか、ドンパチやる割には心がジーンと。温まりました。伏線回収も、しっかり。
面白かった。
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