実話を題材とし、韓国で大ヒットしたオカルト・ミステリー・サスペンス。
監督・脚本：ユン・ジョンヒョン
出演：チュウォン、ユ・ヘジン、イ・ユヨン、リュ・ヘヨン
本作は韓国の民間信仰の儀式、死者の魂を慰める救魂祭で起こった『実話』を元に描かれる。
実際の出来事は救魂祭で儀式に使う真鍮製の器が海に流され、ある青年の前で留まった。それを見た遺族が直感的にその青年が犯人だと確信し、６カ月間粘り強く追跡したが、犯人であることを証明できなかったという。
とにかくもう突っ込みどころが満載すぎて何からあげていいやら。まずはこの犯人、何がしたいのかいまいちよく解らない。
ストーリーが終わりに近づくと、この犯人は過去に重大な事件に関わった一人だということが判明するのだが、これがまた警察が気づくのが遅すぎる。
何か、全ての事が簡単にとってつけた様な感じだ。
残忍なシーンも殆どがカットされている。
これはもう残念としか言いようがない。
愛する者を奪われたのだから、もっと憎しみを全面に出していかないと。
【悪魔を見た】のイ・ビョンホンなみに徹底的にやって貰わないと。
だがまぁ、エンタメ性には富んでいるので
色々な意味で楽しめはする作品ではあった。
