終盤に向かって尻つぼみな感じの非常に残念な作品。路地裏のゴミゴミとした込み入った感じ、寂れた港町の寂れた工場で行われる残忍な殺人。犯人がハシゴを上がって来る描写は下手なホラーよりよっぽど怖いくてゾクゾクした。韓国映画はこの辺の描写がほんと上手い。無能でイライラするだけの警察、怪しい薬剤師、霊が見える街の厄介者の女性。美味しい素材は揃ってるのに、最期の最期でファンタジー風味にしちゃった。まぁ...「あいつだ！」ってほんとにあいつだったってのも、もうちょっと捻ってねって感じだけど、ところであの家何で知ってたの？ 私どっかで大事な何かを見逃してる？？？
あとね、すぐ「バチコーン！」って他人の頭叩くのね、あれお国柄なのかね？
