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ブロークダウン・パレスのjdのレビュー・感想・評価

ブロークダウン・パレス(1999年製作の映画)
3.8
高校の卒業記念旅行でタイに来た2人の女の子。知らず知らずのうちに麻薬の運び屋となり捕まってしまいます

無茶しがちなクレア・デインズと、優等生タイプのケイト・ベッキンセール

巻き込まれて捕まるのは不当に思いますが、そう単純じゃない.....

2人とも犯罪スレスレのこともしていて、胸を張って無実と言い切れない

なにより観客にはすべての真実が語られないのでよくわかりません

実はどっぷり知っていたかもと思わせる描写もあれば、ただ巻き込まれただけと思わせる描写もあります

だからこそ釈然としない

自分の「生」にどこまで執着するのか。考えさせられます

2人に感情移入するなら「多少の不正をしてでも無実を主張するべき」と思えます。家族視点だと「自分の娘だけでも」との考えもありに思えます。一方、俯瞰的に見ると「高潔さを大事にし諦める」という選択もありえます

この状況を抜け出すための最後の決断......

「えっ」となりましたが、これしか方法がなかったんじゃないか、と思いました

どんどん追い詰められていく描写にどんどん入り込んでしまいました
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