2020.8/23
勝手にシリアスな社会派だと思ってたけど、シュール系のコメディだった。イザベルユペール出てくると能力はあるけど尖った感じの近づき難いおばさんが人間関係でぶつかってブチ切れる話と思ってしまうトラップ。
エレベーター新設可否住民投票と車椅子の流れは笑う。
宇宙飛行士の話はなんかリアリティが微妙。そもそもそんなとこに落ちて来ねえし、落ちてもすぐ迎えにくるでしょ。迎えに来ない理由に説得力がなかった。そして英語と仏語、絶対もっと伝わるし。無理があり過ぎて面白くなかった。絶対治せない水道管は何の意味があるのだろう。宇宙飛行士がポンコツなのか、専門外のことは簡単なことでも上手くできないということなのか、それともこの団地世界を治すことはできないということなのか。
イザベルユペールおばさんと、少年の話はどうにかなっちゃうんじゃないかという緊迫感がずっとあってよかった。不在のママと不在の彼を相互補完するかと思いきや一線は越えなかった。
パリ郊外では低所得者向けの団地はいくらでもあるしそういう団地の社会模様を描いた仏映画も沢山あるけど、こんなぽつんと立ってる団地はあんまりない、この完全に隔絶した感じが相当エグいね!