ディズニー実写化の中では割と設定の改変が大胆な方だと思う。特に原作だと説明がほぼ皆無だったエリック王子の出自や二人のやりとりを掘り下げているおかげで、アリエルとエリックの関係性が原作よりもずっとロマンティックに描かれていて良かった。アリエル役のハリー・ベイリーも表情が生き生きとしていて可愛かったし、アースラ役のメリッサ・マッカーシーはディズニー実写化ヴィラン屈指の当たり役だったと思います。名曲「哀れな人々」のアレンジも良かったし。
逆に良くなかったところはCGの出来。意図的に消してるんだろうけど海中なのに海の泡の描写が全くないので、水中にいるようにあまり見えず……あとどうしても、動物キャラクターが可愛くない。フランダー、ポスター解禁になった時からあまりの変わりっぷりにショックだったけど、、、
それから改変があろうがなかろうが基本的には全く同じ話なのでやっぱりディズニー実写化ってやる意味あるのかな〜〜という疑問はついて回るなと思った。でもアラン・メンケン先生のスコアを映画館で聴けるだけでまぁ良いかと言うところもあります。
