六四二

リトル・マーメイドの六四二のレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
3.8
コーラルの群生する海中をアリエルが行くCGがとても楽しい。カリブ海だろうか?そのような暖かい海なら褐色の肌の俳優がふさわしく思える。ハリーベイリーはとても本作に合っていた。
アリエルはタコ女からバラクーダと言われている。和名「おにカマス」アリエルはカマスらしい。ひらきにして旨い獰猛な魚だが、たしかに悲劇的なアンデルセン原作から、戦う女という面をフィーチャーして今の時代の「人魚姫」にチューニングされている。
しかし、基本線はしっかりと踏襲されている。望むものが男というのがアレにしても、女の子が固い決意を示して実行する『命がけの飛翔』それに『自己犠牲』という「人魚姫」の主題をしっかりやっている。
加えて感じたのは、対立する2つの"族"について。王家どうしで婚姻を結び血縁を築くことによって融和をはかる政略結婚だがが、改めて良い方法ではと思った。
最後に…それを後押ししてやる父の愛に涙
六四二

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