盛大な親子物語に昇華された実写化版リトルマーメイドは度肝を抜かれる音楽に溢れた作品でした!!
リトルマーメイドの実写化。
リトルマーメイドといえば、劇団四季を観に行くほどに音楽がたまらなく好きな作品でありつつストーリーそれ自体にそこまで惹かれているわけではない作品でもあった。
今作も、正直にいえば、実写化のなかで一番新鮮さはなかったように思う。かなりアニメに忠実だった。
ただ一点、冒頭にも述べたようにアリエルとエリックが運命の人を求めるという物語から、家族、いや親と子という関係性にスポットを少しずらした演出はにくいなあと思った。
名優の演技は一瞬で惹きつけられる。
とはいえ、映画全体が期待値を超えないかといえばそんなことは一切なく、むしろ音楽面ミュージカル面では、まさに度肝を抜かれた。
名曲パートオブユアワールドとアンダーザシーはアニメ劇団実写とあるなかで、ぶっちぎりで今作が感動させられた。
音楽のアレンジもいいけど、特にアンダーザシーは圧巻よ。。なんだこれって言っちゃったものね。。笑
映画館で観れた人はこれだけで幸せだろうと思えるほどに凄かった。(ディズニー+入ってる人は特典映像も是非。さらに好きになります)
映画オリジルの曲もバッチリでミュージカル映画として冴え渡っていた。最高でした!!!
全体を通して非常に満足なのだけど、もし終盤の展開をさらに大胆に変えるようなことが出来ていたら、傑作実写化になったのではないかと思ってしまった点についてのみ、期待外れだったのだろうと分析している次第。
トリトン王がとても好きになる作品であることは間違いない!