これはサスペンスなんかじゃないメンタル攻めに攻められるれっきとしたホラー映画。
見てて幻覚なのか現実なのかもう全部入り混じってこっちまで頭おかしくなりそうだった。
子供の時1人で夜過ごしたとき、熱だしたとき、木の木目が恐ろしい何かに見えたり、何もないのに何かが大量に浮遊してる幻覚のようなものが見えたあのとてつもない不安感にずっと追いやられてる時のそれとリンクした、ていうかまんま同じだった。
プレッシャーと不安があそこまで人を堕としていく恐ろしさ。
ものによってはバレイ音楽やクラシック音楽は時に人を感動させ、時に人を手っ取り早く堕としていく狂気と化すことがある。映像、音楽、演出の美しさが狂気を際立ててた。