いーないーな

ブラック・スワンのいーないーなのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

主人公ニナはバレエ団の1人。
母と2人で暮らす。

新たな演目に白鳥の湖が選ばれ、急遽オーディションが開催され、主役に抜擢される。

白鳥と黒鳥。正反対の役を演じなければいけない。特に、黒鳥の荒ぶった、感情を吐き出す演技に苦労するニナ。

ニナに優しくしてくれるバレリーナがいるが、
自分に厳しいニナにとって、ライバルとなる。

そして、初演日が近づくにつれ、自分を追い詰めてしまう。精神的なダメージで妄想が始まってしまう。
自分を傷つけていることに気づかず、
ついに、白鳥の湖の白鳥と同じ運命を辿ってしまう。

バレエ団の厳しさ。主役に選ばれない苦悩。
舞台のプレッシャー。主役ならではの孤独。
主役から外される恐怖。完璧を求める探究心。
役に取り憑かれる怖さ。母親の過保護さにイライラしている20代女性の心情。大人の女性になりきれない初さに対する羞恥心。

様々な感情を感じられ、観る人各々観点で共感できる作品。

辛い時、自分にしか分からない感情だと思い、
手を貸してくれようとしている人を閉ざしてしまうことがある。客観的に見れば、助けて貰えばよいのに。自分は、自分のことしか考えられなくて、シャットダウンしてしまう。
母や友人など周りの人を頼っても良い時があるから。そういう人たちを大切にしよう。
いーないーな

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