ウィンプスハンター

冷たい熱帯魚のウィンプスハンターのレビュー・感想・評価

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)
3.9
《取り返しのつかない不快感》

ヤバい映画と言うのは知っていて、ずっとアマプラのウォッチリストにいたんですが、何か観る気起きなくてずっと放置していた作品。

…いやぁ、そのまま放置しときゃ良かった(笑)

決してつまらない映画と言うわけではありません。
ただあまりの映画の熱力の高さに気軽に手を出すとこちらがやられます。
恐らく日本代表の胸糞映画。
全編、毎シーン、毎分、胸糞。
胸糞を胸糞で煮込んだみたいな一作。

全てが狂気に満ちていて、
登場人物誰にも共感できない地獄絵図の垂れ流し。

こいつは普通だろうと思っていた人間でさえ、
狂気に漬かりすぎて狂い始めると言う怖さもありました。

キャスト陣の演技力が映画のレベルをここまで引き上げてるんだと思います。

でんでんはもうしばらく観たくないレベルでインパクトを残してました。
吹越満も壊れていく様を全力で演じきってましたね。

何が一番気持ち悪いってこれが実話から着想を得て作られたことでしょう。