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冷たい熱帯魚のmgmnのレビュー・感想・評価

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)
2.5
夜通しで観てしまった、、、
園子温の映画ってなんで微妙に長いんだ!(愛のむきだしは今も許してない)


何年も観たいと思っていた。
何かと耳にするタイトルだし、映画好きとしては一応観ておくべきかというミーハー心もあった。
足踏みしていたのは感想が軒並み「グロい」の一言でちょっとビビってたから。
けどふと冷静になり、いやThe Sadneesが観れたならいけるでしょ。と気づき、念願叶って鑑賞。

感想としては解体シーンとかそういうところより、でんでんの人間性にひたすら嫌悪。
一周してギャグかとさえ思った。
でんでんの存在が一番グロい!
実際にあった事件を元にしているようだけど、同じ″人″としてとても分類できないほどの異常性のおかげで何もかもが作り物に感じ、わりと平気で観れてしまった。

怒りも悲しみも、愛も笑いも何も感じなかった。
ただエネルギーだけ吸い取られた感じだ。

でも、タイトルに【冷たい熱帯魚】とつけたのだけは秀逸だと思う。
観ている間、ずーっと冷たい水に浸かっているような気持ちだったから。
あの店の熱帯魚になって、一部始終を見ているような。
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